![子宮外妊娠の体験談・ブログ!出血や症状は?hcgの値は?そんな疑問を解決](https://www.hiyoko-ninkatu.com/wp-content/uploads/2021/04/Healthy-Living-Blog-Banner-1-1.jpg)
こんにちは。
不妊治療を6年以上経験している、ひよこです!
5回目の移植でついに着床!…と思いきや、2回目の子宮外妊娠が発覚。
なんと今回は卵管で心拍まで確認ができました。
その時のhcgは3400ほど。
子宮内に着床していれば妊娠していたかもしれません。
出血や腹痛はほとんどなく、内診後に少量の茶オリが出る程度…。
胸のハリや吐き気、立ち眩みや寒気など妊娠初期の症状があったものの、まさか2回目の子宮外妊娠だなんて思いもしませんでした。
今回は判定日から子宮外妊娠発覚、手術にいたるまでの経緯を詳しくレポします!
- この記事を書いた人
![汎用ひよこ](https://www.hiyoko-ninkatu.com/wp-content/uploads/2021/01/piso20210103222649.png)
不妊治療を6年間経験したひよこです!
転院した数は5回ほど。
そのうち3院で体外受精の経験があります。
最後の砦と言われている加藤レディスクリニックにて、4回目の移植で着床・正常妊娠しました!
2022年6月に出産。
BT7日目の判定日 βhcgは一桁の2.1
判定日は4月5日。
移植後から検査薬は我慢していましたが、とうとうしきれずに前日フライング。
朝に薄っすら陽性が出ましたが、昼にもう1本試したら陰性になりました。
なので判定日はまったく期待せずに、加藤レディスクリニックへ。
結果、hcg2.1という低数値でした。
着床はしたものの妊娠はしてなかったです。
このときは、すぐ生理が来ると思っていました…。
胚盤胞だしまさか、2回目の子宮外妊娠になるなんて。
BT18日目(5w2d)の再判定日 βhcgは180倍にアップ
約2週間後に再判定日。
そのときのhcgはなんと、369でした。
約180倍も上がっていたんです。
子宮内を見ると小さな黒い楕円形の丸が映っていました。
「胎嚢かな!?」と思いましたが、このhcgで見えることはないそうです…。
血の塊では?と先生に教えていただきました。
ただ子宮外妊娠の形跡はなく、次回は3日後に再々判定をすることに。
このとき、腹痛やお腹がはるといった症状は一切なく、少しつわりのようなものがある程度でした。
BT22日目(5w6d)再々判定日 βhcgは800以上に…!
再々判定の日。
採血の結果、hcgは800以上に伸びていました。
それでも胎嚢は見えず…。
まだ子宮外妊娠の判定はできないため、さらに様子を見ることに。
ただただ成長が遅いだけ、きっと次の週には胎嚢が見られる…。
この時点ではまだ希望を失っていなかったです。
毎日、毎日、インスタグラムやTwitter、検索エンジンで同じくらいの週数で胎嚢が見えず、無事に次の週に確認されて妊娠された方の少ない例を見ては、勇気づけられました。
症状としては立ち眩みやつわり、寒気や胸のハリといった、妊娠初期と同じようなことが起こっています。
4回目の判定日 またまたβhcgが上昇…追に4桁へ
4回目の判定日ではさらにβhcgが上がり、1400ほどになっていました。
一般的に1000を超えたあたりから胎嚢が見られるようです。
ただこの時も胎嚢は見えず…。
先生から正常妊娠はありえないと、悲しい宣告を受けることに。
また、子宮外にも胎嚢らしきものは見えないため、ソウハ手術を勧められました。
以前も子宮外妊娠の疑いでソウハ手術をしたのですが、局部麻酔のためすごく痛くて…。
それを先生に伝えたところ、「そうだよね…しんどいよね」と、他の病院をご紹介いただきました。
コロナ禍でどこの病院も電話がつながりにくかったのですが、なんとか見つけてくれたんです。
加藤レディスクリニックの先生方には本当に感謝しています。
大学病院で検査 子宮外妊娠の形跡はなく経過観察に…
検査では子宮外妊娠の形跡はなく、また様子見となりました。
1回目の子宮外妊娠疑いの時も、同じく何も見えず…。
今回もどうせどこかで流れてしまったんだろう…きっと子宮外ではないだろう…と、のんきなことを考えていました。
当日そうは手術だと思っていましたが、約1週間様子を見ることに。
心の中では「よかった…まだ期待していいんだ」と安堵していました。
もしかしたら成長が遅いだけで、来週には胎嚢と心拍が確認できるかも、なんて淡い期待を抱いていたんです。
大学病院で再検査 βhcgは3447に!
前日に検査薬をしてみたところ、くっきり陽性に…。
今まで見たことないくらい、逆転反応をしていました。
なんだか嫌な予感がし、当日に入院してもいいように着替えや洗面道具、仕事用のパソコンをまとめ、大学病院へ…。
朝イチに採血をし、1時間半ほど内診まで待ちました。
hcgはなんと3447という結果に。
ですが子宮内には何も映りません…。
先生がゆっくり丁寧にエコーを動かすと、右卵管辺りになにやらピコピコ動くものが。
「これ、わかりますか?赤ちゃんの心拍です。お母さんの血流じゃないですね…」
一瞬、悲しみよりも心拍が見えたのこと感動の方が大きく、とても嬉しかったのを覚えています。
6年間の不妊治療のなかで、やっと心拍を見られる日が来たんだ…。
そのあともう育てられない悲しみが襲ってきました。
心拍が確認できたため、急遽手術をすることに。
手術と入院の検査のため、看護師さんに別室を案内してもらいました。
そのとき「お気持ち大丈夫ですか?」という優しいお言葉をかけていただき、思わず号泣。
絶対泣かないって決めていたのに、何かが崩れたように泣いてしまいました。
そのあとはコロナのPCR検査をし、陰性を確認。
手術前の採血や心電図、レントゲンなど一通りの検査を受けました。
3時間の手術の末無事に右卵管を摘出
当日の1時半に手術が開始されました。
全身麻酔のため、手術の時間は一瞬で終わり。
痛みもまったくありません。
ただ喉に酸素用の管が入っていたようで、なかなか息が出来ず、苦しかったのを覚えています。
事前に執刀医の先生には切除した卵管を見たいと伝えていたので、麻酔のまだ残っているもうろうとしたなか、見せていただきました。
切除した卵管には白い靄があり、これが胎盤とのこと…。
もっとしっかり覚醒した状態で見たかったな。
わが子とのお別れはあっけないものでした。
術後の経過 激しい痛みはなく順調に回復へ…
術後はβhcgが3447から888に下がりました。
手術後すぐは麻酔が効いていたので、安静にしていれば激しい痛みはありません。
ただお腹に力を入れると強い筋肉痛のような痛みが…。
また尿の管が入っており、1日中ベッドから移動できませんでした。
その日は食事を食べられず断食…。
翌日はベッドで内診があり、問題がなかったのでトイレまで歩く練習をしました。
久々に立ったため、立ち眩みがすごかったです。
その日に尿道の管が抜け、点滴のみに。
尿道の管は地味に違和感があったので、とってもらった瞬間かなり楽でした。
夜には点滴も終わり、自由に病院内を歩くことができています。
術後3日後は少し傷口が痛むものの、だいぶ楽になりました。
ベッドにいる時間も短く、談話室でブログを書ける程度まで回復しています。
Twitterでのリプが入院中の心の支えに…
子宮外妊娠の報告をTwitterでしたところ、たくさんのフォロワーの皆さまから、共感・励ましのお言葉をいただきました。
本当に嬉しかったです。
Twitterをやっていなかったら、精神的にきつかったな…と改めて思いました。
私と同じように2回の子宮外妊娠を経験された方や、今まさに子宮外妊娠を疑われている方…。
さまざまな方からリプをいただけ、とても励みになりました。
皆さまがいなかったら、きっと入院中は毎日泣いていたと思います。
改めて、本当にありがとうございました。
リプのなかで「いつも有益な情報をありがとうございます」と伝えてくれた方も多く、それが心から嬉しかったです。
6年以上の不妊治療経験や今回の子宮外妊娠の経験が報われました。
最後に子宮外妊娠と診断されて不安な方へ
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
私の子宮外妊娠の体験談がお役に立てていれば嬉しいです。
ここをお読みになっている方は、今まさに子宮外妊娠の疑いがあったり、子宮外妊娠と診断された直後かもしれません。
「せっかく検査薬で陽性を見れたのに…なんで」
「どうして私だけこんな目に合わなきゃいけないんだろう…」
その気持ち、痛いほどよくわかります。
私も周りの友だちや同僚はすんなり赤ちゃんができているのに、なんで自分だけこんなに乗り越えないことがたくさんあるの?と思いつめていました。
辛いときはたくさん泣いて、たくさん落ち込んでも大丈夫。
泣きつかれたら前を向き、また始めればいいだけです。
たくさん辛い思いをした分、きっと幸せになれます。
- 腕のなかで可愛い産声を上げる赤ちゃん
- 晴れた日の公園でお散歩…
- 昼下がりに一緒にお昼寝
辛さを乗り越え、また一歩踏み出すことで、赤ちゃんとのこんな素敵な日々が待っていますよ。
もう充分頑張っているかもしれませんが、もう少し一緒に頑張りましょう!
このブログを読んでいるすべての方に、可愛い赤ちゃんが授かりますように…。
当ブログでは加藤レディスクリニックでの治療を中心に、不妊治療について発信しています。
ぜひ他の記事も参考にしてくださいね♪